加水分解のベタベタ除去
10年ほど前に買った我が家のガイコツさん(ソムソ社の等身大骨格模型♀)が、随分前からベタベタしています。
触れるとベタベタするし、そのベタベタは手にも残ります。
自分が触るだけならまだ我慢はできますが、整体教室に参加される方にこのベタベタを触れてもらうのはさすがに気の毒です。
ネットで調べると、こういうプラスチック製品のベタベタは「加水分解」という作用が原因で、湿気がある限り避けることは難しいらしい。
更に、「加水分解 ベタベタ 除去」で調べると、「重曹」「エタノール」「消しゴム」などの対処法が出てきました。
まず、重曹を溶かした水をタオルに染み込ませて拭いてみました。
しかし、ベタベタはそのまま。
次に、無水エタノールをタオルに染み込ませて拭くも、相変わらずベタベタ。
等身大の全身骨模型に消しゴムはさすがに効率が悪すぎますが、念のため試すもダメ。
「参ったなぁ」
この模型を購入した会社に電話してみると、洗濯用の中性洗剤が安全(プラスチックを傷めない)で良いとのこと。
「よし!本格的に手洗いするか!」
と、試しにガイコツさんの足を外して台所へ。
中性洗剤でゴシゴシ洗ってみると・・・なんと!ベタベタが取れている!
「やったぁ!」
と思ってタオルで拭き上げると、ベタベタ。
「なんや、濡れてる時だけか」
これはもうベタベタ除去は諦めて、整体教室ではガイコツさんを見てもらうだけにしよか。
そう思いながら、手に残ったベタベタを固形石鹸で洗い流すと、手のベタベタがすっかり取れました。
「あぁ、スッキリ・・・ん?そうか!石鹸や!」
そんなわけで、最後に駄目元で固形石鹸を試してみました。
模型にしっかり石鹸をつけてゴシゴシ。
洗った後にタオルで拭いて、と。
これでダメなら本当に諦めよう。
「(模型をさわさわ)・・・え!ベタベタしない!」
この時は本当に嬉しかったですね。
そのままの勢いで、ガイコツさんを頭・胴体・腕・脚とバラし、全て石鹸で洗いました。
ついでに、分解できる頭蓋骨模型と、大脳鎌(脳硬膜)の模型と、手と足の模型も一緒に洗い、すっかり綺麗になりました。
施術ベッドに広げ、何時間か乾かした後にチェックすると、一部ベタベタは残っているものの、ほとんどの部位でベタベタは取れました。
そして、組み立て完成。
綺麗になったガイコツさん。一昨日の整体教室では、参加者の方にちゃんと触れてもらうことができました。
はるばる岐阜県からお越しくださったSさんとYさん、ありがとうございました。
ちなみに今回使った石鹸は、ミヨシ石鹸の『洗たく用New純せっけん』です。
https://miyoshisoap.co.jp/products/newchun-setuken
私のようにプラスチックのベタベタでお困りの方は、石鹸洗いをぜひお試しください。