丹波の黒枝豆

最近、Netflixで『美味しんぼ』を観るのにハマっています。


一昨日に観た話で取り上げられた食材は、「丹波の黒枝豆」でした。

「そろそろ黒枝豆の季節か」

そんなことを思っていたら、その翌日。

兵庫県の丹波篠山市で農業を営んでいる大学時代の先輩から、「丹波の黒枝豆」が届きました。

なかなかのシンクロです。


毎年先輩から届く黒枝豆は本当に美味しくて、この味を知ってしまうと、居酒屋で出てくる普通の枝豆では物足りなくなります。

「黒枝豆」という名の通り、さやを剥くと黒い大豆が出てきます。


『美味しんぼ』では、この黒い枝豆を見た飲食店のオーナーが、「私に腐った枝豆を出しやがって!」と、高齢のスタッフに枝豆が入った皿ごと投げつけるシーンがありました。

生ビールを入れる名人というこのスタッフは、即クビ。

それを知った主人公の山岡士郎が、飲食店の社長を誘い、わざわざ東京から丹波篠山までヘリで行って、獲れたての黒枝豆を食べさせる。

社長はその美味さに驚き、改心。

高齢のスタッフは店に戻り、メデタシメデタシというお話。


『美味しんぼ』では、こういう傍若無人なシーンがよくあります。

例えば山岡さんは、ある百貨店の生鮮コーナーに陳列されている大根を手に取り、バキッと折って切断面を舐め、そのまま売場に投げ捨てる。その後「ここの野菜は新鮮じゃない」と、悪びれた様子もなく歩き去る。

父の海原雄山は、気に入らないことがあると所構わず怒鳴り散らす。

ある時は、料亭で出された料理の味が気に入らず、「作り直せ!」と女将を怒鳴り散らし、自分が納得するまで何度も同じ料理を持って来させる。

親子揃って基本的に態度はデカいし、言葉遣いも横柄。

「食に詳しかったら何してもええんかい(笑)」

おまけにヒロインの栗田さんも、ある社長を見て「とんだ成金根性だわ」とか心の中でつぶやくので、まあまあ性格が悪い。

山岡さんも栗田さんも、会社に何の許可も取らずに飛行機や新幹線で出張に行くし、タクシーもバンバン使う。仕事中でも私用でいなくなるのは当たり前。

・・・とまあ、ツッコミどころ満載のアニメですが、懐かしくておもしろくて、ほぼ毎晩観てしまう。

きっと明日も『美味しんぼ』を観ながら、晩酌をすると思います。

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