人生の意味とは?

「なんでこの仕事を選んだんですか?」

時々、お客さまから聞かれることがあります。

会社員を10年以上やっていた私が、なぜ整体の仕事を選んで、どうやって今に至ったのか?

興味がある方は、随分前に書いたこちらの記事をご覧ください。

http://shirakaba.goodtable.net/?eid=1039


今日書きたいと思ったのは私の詳細な経歴ではなく、「人生の意味って、なんだろう?」ということです。

会社員をしていた頃の私は、いつも仕事のことが頭から離れず、夜は憂さ晴らしのためにお酒を飲んで、また翌朝には仕事に行く。そんな日々の繰り返しでした。

頭の中は過去(後悔)と未来(心配)を行ったり来たり。「自分の居場所はここじゃない」と、ずっと思いながら日々を過ごしていました。

「1日のほとんどの時間を我慢して、給料をもらうために僕は生きているんだろうか?」

「人生の意味って、なんだろう?」

30代の半ばでそんなことを思い始め、「自分を生きること」を求め出したら、今の私になりました。


「何のために生きているんだろう?」


その答えが、今ならわかります。

私が生きているのは、過去でも未来でもない「今ここ」です。

人生の意味とは、その「今ここ」を、ただシンプルに「生きること」。

それだけです。


シンプルに生きていても、悩みながら複雑に生きていても、日々刻々と目の前に色んな「イベント」がやってきます。

「イベント」は、何の変哲もない出来事だったり、人やモノとの出会いだったり、何らかのチャンスだったり、ただの別れ道だったり。時には嬉しくない病気やトラブルのこともあります。

それらが回転寿司のように、毎日毎日、目の前にどんどこどんどこ流れて来ます。

日々目の前に流れて来るイベントを一切否定せず(なぜなら、自分の過去の在り方がそれを引き寄せたからです)、「今ここ」にちゃんと足を着けて受け容れ、イベントの一つ一つを自分の心と対話しながら正直に対応する。

この時に、感情が「焦り」や「怖れ」や「不安」や「悲しみ」などで大きく揺れていると、対応や選択にブレが生じるので、あくまでも気持ちはニュートラルに。

逆にポジティブだったらいいのかというと、そういうことでもありません。高揚し過ぎている時も要注意ですね。

レーンにどんな「お寿司」が流れて来ても、心の奥底には「安心」を持って、自分の心に正直に対応する。

そうしていたら、自分の対応に相応しい結果が生まれます。

予想もしていなかった、おもしろい展開になることもあります。

もちろん逆も然り。

時にはハラハラドキドキすることもあります。

「大丈夫やろか?」と、不安になることもあります。

でも、そういう時こそ「これはただの人生ゲームや」と開き直って、心の奥底では安心して「今ここ」に在り続ける。

「今ここ」を安心して生きて、目の前にやってきたことに正直に対応する。

今日も私は、そういう風にこの人生を生きています。

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