あなたの身体はあなたが食べたものでできている
質の良いものを食べれば健康になる。
質の悪いものを食べれば病気になる。
私たちはこのことを当たり前に知っているのに、健康よりも安さや手軽さを重視して、食品の質をほとんど気にせずに買い物や外食をしているのではないでしょうか。
スーパーやコンビニ、ファストフードや飲食店で売られている「加工された食品」のほとんどには、多種多様な食品添加物が使われています。調味料や飲料も同様です。
一見すると健康に良さそうな商品にも、食品添加物は使われています。

安くて、見た目がキレイで、調理が簡単で、味がしっかり濃くて、日持ちがする。
これらは全て食品添加物の恩恵です。
しかし、その安全性は確かなのでしょうか。
食品添加物には、石油由来のもの、天然に存在するビタミンのような物質を化学合成で製造したもの、動植物や昆虫から抽出・加工したもの、鉱物を使ったものなどがあります。
それらの安全性検査は全て動物実験でのみおこなわれ、実験で動物の身体に異常が認められたものも使用が認可されています。
また、実験は一つの食品添加物だけを使っておこなわれるので、10種類や20種類の食品添加物を同時に「複合摂取」した場合(ほとんど商品がこれに該当します)については検査されません。
食品添加物はこのように安全性が不確かなだけではなく、塩分・油分・糖分の摂り過ぎも助長します。
例えば、食塩10gの入った水は飲めないけれど、同じ塩分量のカップ麺なら美味しく感じる。砂糖50gの入った水は飲めないけれど、同じ糖分量の清涼飲料水はゴクゴク飲める。油大さじ約4杯入りの炒めものは油っこくて食べられないけれど、同じ油分量のカップ麺なら平気で食べられる。
安くて、便利で、時短ができて、きれいで、味が濃くて美味しい。
これらを優先させることは、安全性が未知な「食品添加物の複合摂取」と、生活習慣病の原因となる「塩分・油分・糖分の過剰摂取」につながります。
そういう食事を選べば、食費を抑えて品数が増やせる。調理が簡単なので時間に余裕もできる。浮いたお金で好きなものも買える。
しかし、本当に優先すべきことはなんでしょう?
健康と経済、自分と家族にとってどちらが大事なのでしょう?
以下に、特に避けた方が良い食品添加物をご紹介します。スーパーやコンビニで買い物をする時や、ご自宅にある食品を確認する際の参考にしてみてください。
亜硝酸Na
明太子、たらこ、いくら、すじこ、ハム、ソーセージなどに使われている発色剤。
非常に毒性が強く、致死量は0.18~2.5g。猛毒として知られる青酸カリの致死量0.15gとそれほど変わらない。魚卵・魚肉・食肉に多く含まれるアミンという物質と亜硝酸Naが反応して、ニトロソアミン類という強い発がん性のある化学物質に変化する。
カラメル色素
ソース、清涼飲料水や炭酸飲料などの飲み物、洋酒、菓子類、ラーメン、スープ、カレー、醤油など多くの食品に褐色をつけるために使用される。
カラメル色素には I、II、III、IVの4種類があり、その内の2種にIIIとIVに発がん性があるが、商品には「カラメル色素」「着色料(カラメル)」としか表示されないため、消費者には判別できない。
合成甘味料(アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK)
ゼロカロリーの商品、清涼飲料水、ガム、菓子類、調味料、ヨーグルト、カレールウ、漬物など多くの食品や飲料に使われている。
アスパルテームは脳腫瘍、白血病、リンパ腫を引き起こす可能性を指摘されている。
スクラロースとアセスルファムKは自然界に全く存在しない化学合成物質で、体内で代謝(消化・分解)されない=全くエネルギーにならない=ゼロカロリー。
分解されないまま腸から吸収され、異物となって体内をめぐる。肝臓や腎臓へのダメージ、脾臓や胸腺のリンパ組織が萎縮して免疫を低下させる可能性がある。
タール色素
福神漬け、紅しょうが、漬物、菓子パン、チョコレート、あめ、ビーンズ、つまみ、清涼飲料水など多くの食品に使われている。
かつてはコールタールから作られていたが、現在は石油製品から作られている。日本で使用が認めらているタール色素は、赤色2号・3号・40号・102号・104号・105号・106号、黄色4号・5号、青色1号・2号、緑色3号の12種類。
赤色2号は発がん性があるとして、アメリカでは使用禁止になっている。その他の11種類についても、がん、腎臓や肝臓へのダメージ、貧血、体重減少、下痢、アレルギーなどを引き起こす可能性がある。
イギリスでは一部の合成着色料を使った食品について、「子どもの活動や注意力に悪影響を与える可能性があります」と表示されている。日本でそれに当たるのは、赤色40号・102号、黄色4号・5号。
防カビ剤(OPP、TBZ)
輸入果物に使われている防カビ剤。
OPP(オルトフェニルフェノール)とOPP-Na(オルトフェニルフェノールナトリウム)は明らかに発がん性があるが、アメリカ政府の圧力によって今でも使用が認められている。
TBZ(チアベンダゾール)は、胎児に先天性障害が起こる危険性(催奇性)がある。これらの防カビ剤は、皮だけでなく果肉からも検出される。OPPもTBZも売り場では十分に表示されていない。
次亜塩素酸ナトリウム
「カビキラー」や「ハイター」の主成分である殺菌剤。魚介類や野菜などの殺菌を目的に使用される。
スーパーやコンビニで売られているカット野菜や野菜サラダは、次亜塩素酸ナトリウムを溶かしたプールで野菜を消毒した後、水で洗い流してから加工される。飲食店でも使用されている。
「分解されて食品には残留しない」という前提で、表示は免除。
包丁やまな板を消毒した後に洗いが不十分だと、食材についてしまうこともある。
次亜塩素酸ナトリウムが食品に残留していると、プールの消毒薬のような、塩素っぽい臭いや味がする。
水道水の殺菌にも使われている。
亜硫酸塩
多くのワインに使われている酸化防止剤。市販されているワインの瓶には「酸化防止剤(亜硫酸塩)」と表示されている。
亜硫酸塩には、二酸化硫黄、亜硫酸Na、次亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Na、ピロ亜硫酸Kの5種類があるが、どれを使っても表示は「亜硫酸塩」でよいことになっている。
ワインに一番よく使われているのは二酸化硫黄。二酸化硫黄は火山や工場排煙などに含まれている有毒ガスで、有毒だからこそ、ワイン中の酵母や雑菌の増殖を抑えることができる。二酸化硫黄を使った動物実験では、肝臓の組織呼吸の減少と、ビタミンB1の欠乏を引き起こすことがわかっている。
その他の亜硫酸塩も、動物実験でビタミンB1の欠乏や胃粘膜への刺激が認められる。亜硫酸塩は、甘納豆、干しあんず、ドライフルーツ、かんぴょう、れんこん、栗、あんぽ柿などの漂白剤としても使われている。
安息香酸Na
清涼飲料水、栄養ドリンク、エナジードリンク、シロップ、マーガリン、果汁、醤油、キャビアなどに使われている合成保存料。
安息香酸Naは毒性が強く、5%を含む餌でラットを4週間飼育した実験では、全てのラットが死亡。製品に含まれる最大量は0.06%だが、人体への影響が懸念される。また、安息香酸NaはビタミンCと反応すると、発がん性があるベンゼンに変化する。
サッカリンNa
砂糖の約300倍の甘さを持つ合成甘味料。漬物、佃煮、煮豆、醤油、味噌、酢、シロップ、ソース、清涼飲料水、歯磨き剤などに使われている。
1973年4月に動物実験で発がん性があることが確認されたため一度は使用が禁止されたが、実験に使われたサッカリンNaに不純物が混ざっていたとして、同年12月に使用禁止が解かれた。
サッカリンNaは、ベンゼンに二酸化硫黄が結合し、更に窒素、酸素、ナトリウムが結合したもの。化学構造を見る限り、毒性の強さは疑えない。
BHA、BHT
BHA(ブチルヒドロキシアニソール)はバター、即席めん、ファストフード、マーガリン、スナック菓子、魚介加工品などに使用される酸化防止剤。
BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)はプラスチック製品やカップ麺のカップなど、石油製品の安定剤として使用されている。
動物実験の結果から、脱毛、膀胱がん、甲状腺がんを誘発する可能性を指摘されている。
ソルビン酸、ソルビン酸カリウム
細菌やカビの発生・増殖を抑える働き。ハム、ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん、漬物、イカの燻製などに使用される。
ソルビン酸は発色剤である亜硝酸ナトリウムと同時に取ると、発がん性のおそれがあると言われている。
グルタミン酸Na
化学調味料。食品などの原材料には「調味料(アミノ酸等)」と一括表示されているが、様々な添加物である調味料の集合体。
その主体はグルタミン酸Naで、遺伝子を組み替えたバクテリアが「廃糖蜜(サトウキビから砂糖を生産する際に出る)」から作り出すグルタミン酸を、精製・加工したもの。
グルタミン酸Naを投与した動物実験では、間代性けいれん、網膜・視床下部などの神経細胞に損傷が認められている。
加工食品、だし、お菓子、調味料、スポーツドリンクなど、驚くほど多くの商品に「調味料(アミノ酸等)」の表記がある。

コチニール色素
ハムのピンク色、ドリンクのオレンジ色、お菓子、サプリメントなどに広く使われる天然着色料。サボテンに寄生するカイガラムシ科エンジムシが原料。
コチニール色素を使った商品にアレルギー表示は義務化されていないが、呼吸困難などの急性アレルギー症状の発症例がある。
食品添加物以外で避けるべきもの
トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)
ヤシ油やコーン油などの植物油を常温で固形にするために、水素ガスを添加して作られる。
この硬化油を作る過程で、心疾患やがんのリスクを高めるトランス脂肪酸が発生する。トランス脂肪酸は代謝されずに体内に蓄積するため、「食べるプラスチック」とも呼ばれている。
マーガリンやショートニング以外にも、即席麺、ファストフード、揚げ物にも硬化油が使われている。

遺伝子組換え(GM)作物・食品
遺伝子組み換え(Genetically modified)技術を用いて、新しい遺伝的組み合わせを持つように改良された作物。特定の除草剤に耐性を持たせたり(これにより農薬の大量散布が可能になる)、特定の虫がその作物を食べると成長を抑制・死滅させるよう改良されている。
人体や生態系への長期的な影響は未知。除草剤「ラウンドアップ」に耐性を持たせたGMとうもろこしを使った2年間にわたる動物実験では、メスのマウスに高い確率でがんが発生し、オスには肝臓や皮膚の腫瘍、消化管の異常もみられた。
https://www.afpbb.com/articles/-/2902178
全作付け面積に対するGMとうもろこしの作付比率は、アメリカで93.4%、ブラジルで88.9%。GM大豆はアメリカで94%、ブラジルで97%、カナダで84.7%(2017年のデータ)。https://www.naro.go.jp/laboratory/nias/gmo/info/general.html#!
とうもろこし、大豆、じゃがいも、なたね、綿などのGM作物は年間数千万トン輸入され、加工食品や食用油の原料、畜産の飼料として利用されている。赤ちゃんが飲む粉ミルクにも使われていて、乳児湿疹の発症例もある。
たんぱく加水分解物
大豆や小麦、魚粉や動物のゼラチンなどを、酵素か塩酸を使って分解したアミノ酸の液体。塩酸を使った方が早く簡単にできる。
たんぱく加水分解物+精製塩+調味料(アミノ酸など)=だしの「黄金トリオ」。カップ麺などの粉末スープ、スナック菓子、だしの素は、この「黄金トリオ」をベースに作られている。
濃厚で強いたんぱく加水分解物の味に舌が慣れると、天然のだしや素材独自のうまみでは物足りなくなる。
「化学調味料無添加」と書かれている商品には、たんぱく加水分解物や調味料(アミノ酸など)の代わりに「酵母エキス」が使われている。酵母エキスも天然のものにはない強い旨み成分を含むため、味覚が鈍くなる可能性がある。
果糖ぶどう糖液糖
とうもろこしなど(多くは輸入作物=遺伝子組換え作物である可能性が高い)のデンプンを分解して作られる。ジュース、調味料、お菓子など多くの商品に使われている。
例えば500mlの飲料には、果糖ぶどう糖液糖が60ml以上(粉末にすれば45g以上)も含まれている。
血糖値を急激に上げるので、肥満、糖尿病、心血管疾患のリスクを高めるという研究結果も出ている。また肝臓へのダメージも考えられる。

その他
安い食用油、精製塩、白砂糖、小麦粉、柔軟剤や安定剤が添加されている食品ラップ、電子レンジやIHクッキングヒーター、フッ素コーティングされたフライパン、「ラウリル硫酸ナトリウム」などの合成界面活性剤やフッ素入りの歯磨き剤、黒いプラスチックを使った調理器具。これらも極力摂取や使用をしないことをオススメします。

「少々毒を入れても、身体がなんとかしてくれるだろう」
確かにその通りで、ガソリン車に軽油を入れたら動かなくなりますが、人間の身体は多少の毒なら動いてくれます。
しかし、それが何年も何十年も続いたらどうなるでしょう?
子や孫の身体にどう受け継がれていくでしょう?
がんや生活習慣病、花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患が年々増えているのは、食品添加物を含めた様々な毒素を「複合摂取」し続けた結果なのかもしれません。
大気や水や土壌の汚染、農薬、人工電磁波、合成洗剤や柔軟剤による香害、ワクチンによるシェディングなど、環境中にある毒素を避けるのは難しくても、食べ物や飲み物から体内に入る毒素なら自分の意志で大部分は避けられます。
買い物や外食をする時、子どもや孫が食べる物を選ぶ時、「あなたの身体はあなたが食べたものでできている」というこの当たり前のことを思い出してみてください。
今回の記事は以下の書籍とサイトから多くを引用しました。食と健康について更に深く知りたい方は、是非ご覧になってみてください。
『体を壊す10大食品添加物』
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https://item.rakuten.co.jp/book/17896490/(楽天)
『食品の裏側』
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『食品の裏側2』
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『本当は何があなたを病気にするのか 上』
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ナカムラクリニックnote
https://note.com/nakamuraclinic/all
竹原慎二さんのYouTube
https://www.youtube.com/watch?v=J0klKgTvsYA


