ゆらぎ
関節や組織が解放されていく時、私の手の中には「ゆらぎ」が感じられます。
水の流れのようなそのゆらぎは、手で触れている部分だけに収まらず、その先へと広がっていく。
例えば、足の指の関節を調整している時にそこで起きていたゆらぎが、お腹の方まで伸びていく。
ゆらぎと同時に、膨らんだり萎んだりする動きも感じられます。
頭の場合は、後頭部が尖ったり側頭部が膨らんだりと、頭蓋骨が粘土みたいに色んな形に変化した後で、頭から足先までどこにもぶつからずに穏やかなゆらぎが出ることもある。
人型のペットボトルの中の水が、頭から足の先まで静かにゆらいでいる感じとも言えますが、生身の人間の場合はペットボトルの境界線を越えてゆらぎます。
膨張・収縮の動きも同様に、肉体の境界線を越えていく。
直接お客さまに触れない「遠隔ヒーリング」の場合でも、ゆらぎや膨張・収縮を手に感じながら施術をしています。

こういうことが「起こる」という期待も意図も捨てて、お客さまの身体に触れて「待つ」ようになると、こういうことが当たり前に感じられるようになると思います。
感じられるようになったら、その動きや流れに寄り添う。
正しいも間違いもなく、ニュートラルに寄り添い続ける。
そうすると、施術でやるべきことは自然に観えてきます。


