万能粉石鹸 えみな

少し前からとても気になっていた『えみな』という洗濯石鹸。

昨年から使っている『ピリカレ』とよく似た商品ですが、『えみな』は「衣類に付着した柔軟剤のニオイが取れる」という口コミがあったので、実際に購入して使ってみました。

使用してまだ1ヶ月ですが、『えみな』を使った感想を『ピリカレ』と比較しながら書いてみたいと思います。

どちらを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。

価格

私が購入したのは『si・emina99』という純石鹸分99%のもの。価格は『ピリカレ』と同じ1kg 3,300円です。

1回の使用量は、『ピリカレ』が水40リットルに約5g。対して『si・emina99』は、水40リットルに約2gとかなり少量で済みます。

もう一つ、純石鹸分60%の『si・emina』という商品もあって、こちらは少しお安い1kg 2,750円。使用量は水40リットルに約3g。ちなみに『ピリカレ』も純石鹸分60%です。

以下は販売サイトよりの引用です。

“si・emina99 ”は、純石鹸分99%を主材料とし、会田伸一氏の開発した抗酸化溶液という特殊酵素を使い、手間を惜しまず手作りで作りあげられます。

“si・emina99 ”は、単なる粉石鹸としてではなく、農業、林業、水産業と様々な分野へ利用が広がり、環境浄化の実現を簡単にできる可能性を秘めています。

ピリカレ同様、環境にとても優しいエコ洗剤なので、毎日大量に流している洗濯排水に罪悪感を覚えずに済みます。私的にはこれでけでも本当にありがたい。

おまけに洗濯だけではなく、入浴やペットのシャンプー、掃除や歯磨き、害虫の忌避など様々な用途に使用できます。これもピリカレと同じですね。

溶けやすさと泡立ち

まずは粒子の細かさ。

上の写真が『si・emina99』で、下が『ピリカレ』です。

純石鹸分99%だからなのか、『si・emina99』の方が粒子が細かいですね。

一方、『ピリカレ』はそれに比べて粒子が少し大きく、ところどころに「ダマ」も見受けられます。

次の写真は『si・emina99』と『ピリカレ』をそれぞれ小さじ1杯分バケツに入れ、お湯を注いでいる様子。

上が『si・emina99』で、下が『ピリカレ』。

粒子が細かい分『si・emina99』の方が泡立ちも水溶けも良く、『ピリカレ』の方は泡立ちが少なめで、先ほどのダマが少し溶け残ります。ただし、このダマの溶け残りは、洗濯機を回しているうちに溶けて無くなります。

通常の洗濯であれば、『si・emina99』も『ピリカレ』もすすぎは1回で充分な印象です。

洗い上がり

石鹸成分が多いからでしょうか。明らかに『si・emina99』の方がふわっとしますね。

香りはどちらの洗剤もほぼありません。強いて言えば、ほのかに石鹸の香りがするぐらい。なので、人工香料や化学物質に敏感な方でも大丈夫だと思います。結構敏感な私も大丈夫でした。

汚れ落ちは、『si・emina99』も『ピリカレ』もどちらも変わらないように感じます。ちなみに、白シャツの襟袖汚れなどは、事前にサンソリキ(酸素系漂白剤)につけ込んでから洗濯をしています。

部屋干しの生乾き臭

CMでよく聴くフレーズですね。

これが嫌で、除菌に強い合成洗剤や、「生乾き臭」の「更に上をいく香り」でごまかす柔軟剤を使われる方も多いと思います。

でも、「部屋干しの生乾き臭」の原因の一つには、洗濯槽の汚れがあると思います。特に柔軟剤は洗濯槽を汚すので、逆効果な気がしますね。

除菌に強い合成洗剤については、何年か前に試しに使ったことがあります。

洗濯が終わって洗濯機の蓋を開けると、中から漂ってくる空気に危機感を覚えました。

「これはアカン!」

呼吸困難になりそうなあの時の感覚を今でも覚えています。すぐに当時使っていたエコ洗剤で洗濯し直しました。

我が家ではほぼ年中部屋干しですが、『ピリカレ』や『si・emina99』を使って「生乾き臭」がしたことはありません。これは『ココナツ洗剤』や『海へ…』も同じです。

「部屋干しの生乾き臭」をさせないコツは、定期的な洗濯槽の洗浄ですね。酸素系漂白剤で槽洗浄をすると、洗濯機の中の空気が明らかに変わります。あとは少し面倒かもしれませんが、お湯で洗濯することも重要だと思います。


香害への効果

外出時に着ていた衣服や、整体の施術でお客さまに使用したタオルなど、二次的に付着した柔軟剤や合成洗剤のニオイの除去は、両者共に効果があると思います。

特に『si・emina99』で洗濯した方が、よりニオイが薄くなる印象を持ちました。これは冒頭でご紹介した口コミ通りですね。

ただし、柔軟剤を洗濯で使った(一次的に使用した)衣服のニオイは、残念ながら『si・emina99』や『ピリカレ』で洗濯しただけでは取れませんでした。

これはついこの間、図らずもネットで古着を買った際に実証済みです。

綿100%の白Tシャツだったのですが、梱包してある袋からもう柔軟剤のニオイがしていて、Tシャツそのもののニオイは頭が痛くなるぐらい強烈でした。

その後、Tシャツに染みついた柔軟剤のニオイを取るのに往生しました。

『si・emina99』で手洗いの後、サンソリキに数時間つけ込むこと3回。中性洗剤(『ココナツ洗剤』+『海へ…Fukii』)に半日つけ込むこと1回。

綿100%だからすぐ取れるだろうと思っていたら大間違いでした。この後に、以前のブログでご紹介した空間清浄機『 j.air』と一緒にビニール袋に入れて一晩脱臭・・・これでやっと着れるという感じ。でも、まだニオイはゼロではありません。

ここまでしつこく繊維の中にニオイを残す日本企業の技術力の高さには参りました。この高い技術を、環境を浄化する方に活かして欲しいと切に願います。

余談ですが、私たちがいただく魚や貝の体内にも、有害な人工香料やマイクロ(ナノ)プラスチックが蓄積しているそうです。天に唾を吐くとはこのことで、今回の件では私も環境を汚してしまいました。

味比べ

両方とも「歯磨き」で使えるということなので、味比べをしてみました。

これは確実に『ピリカレ』の勝ちですね。

『si・emina99』は、ちょっとでも多めに歯ブラシにつくと、味が不味くて「うえっ!」となります。

ただし適量であれば、磨いた後の爽快感は両者互角で、歯の表面も歯茎も爽やかになります。

試してみたい方は、歯ブラシに僅かに粉がつくぐらいの量から始めてみてください。「こんなちょっとでええの?」ぐらいで充分だと思います。

洗濯槽のカビ問題

『si・emina99』を使う上で懸念されるのは、洗濯槽のカビ問題です。

「純石鹸分99%なので、洗濯槽にカビがつきやすいのではないか?」

そういう懸念があったので、『si・emina99』を1ヶ月使った後に酸素系漂白剤で槽洗浄をしてみました。

その結果、浮いてきたカビはほんの僅か。

当初の心配は杞憂に終わりました。

まとめ

今のところ総合的にみると、歯磨き以外は『si・emina99』の方が使い勝手が良い印象です。

もっと長く使ってみて気づくことがあれば、またご報告したいと思います。

『si・emina99』
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『ピリカレ』
https://a.r10.to/hNd74b(楽天)

『ココナツ洗剤』
https://a.r10.to/hUjxKs(楽天)

『海へ…Fukii』
https://a.r10.to/hYjEMJ(楽天)

空間清浄機『j.air』
https://jair.jp/(公式サイト)

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